さつき盆栽 さし芽から育てよう

さつき盆栽 さし芽から育てよう

さつきは、さし芽から育てることも容易にできます。
木が丈夫で成長が早く短期間で花が咲き仕立てやすい木ですので盆栽初心者にお勧めです。
自分も、「品種：雪中花（八重咲）」を購入し、この品種から芽を採取しさし芽から育てることに挑戦。
といっても何から手を付けてよいのか分かりませんので図書館に行き盆栽に関する書籍を数冊借りてきました。
そのなかでも「NHK 趣味の園芸　よくわかる栽培１２か月　サツキ」という書籍が自分と相性がいいのでこの本を参考にしました。
しかし、この本は１月～１２月まで各月ごとにその月になすべき作業内容が取り上げられています。
さらに、庭植えのさつきと鉢植えの両方にふれていますのでとにかく全てを読み自分のこれから行いたい作業に関するページを見つけメモしました。

2022年4月初旬に購入
近くのホームセンターでプラ鉢植え「品種：雪中花（八重咲）」のものを購入。 5月になると花が咲くことを期待していました数個の蕾はありましたがあきらめて花柄を摘み取り素鉢に植え替えました。
それと、同時に枝も整理し切り取った枝の穂先を利用して挿し芽からのさつき盆栽に挑戦。

作業日：2022年5月11日

作業内容：用土の準備

「品種：雪中花（八重咲）」を明日植え替える予定です。
一日前の今日、植え替え用土を準備しておきます。
鹿沼土（小粒）を1mm目のフルイにかけ微塵（粉土）を取り除きます。
次に、3～5mm目のフルイにかけ大粒を取り除きます。
大粒は、鉢底のゴロ土用として使います。

ネットにいれて一晩、水に浸たしておきます。
植え替える２時間位前に、出して水切りをしておきます。
びちよびちょしていると植え替え作業がやりづらいので。

作業日：2022年5月12日

作業内容：植え替え作業

プラ鉢から素鉢５号に植え替えます。
プラ鉢から抜く

絡まっている根鉢の下部１／４程をカッターナイフで水平に切ります。

竹ばしで鉢土表面の固まった土と細根を切り取り、長く伸びた根や傷んだ根は切り詰めます。

画像のようにクギにアルミの針金を巻き付けておきます。
この針金で根を固定します。

鉢底にネットを入れる

ゴロ土（鹿沼土大粒）を底にいれる

予め、水に浸たしておいた鹿沼土（小粒）を中高にもりあげます。
もりあげた用土で植えこむ高さを調整

もり用土の上にさつきを乗せ根をアルミの針金で固定する

根のまわりの隙間に用土をいれる

ラベルを付けて植え替え完了

その後、簡単に剪定し水をたっぷり与え数日間は風の当たらない日陰で管理します。
枝を整理するとき切り取った枝の穂先を利用して挿し穂にします。

作業内容：さし芽作業

切り取ったさし穂を7cmの長さに切りつめます

30分水あげをする

用土に埋まる部分の下葉は、切り取り予めフルイで微塵を抜き湿らしておいた鹿沼土（小粒）の用土にさします。
数がすくないので小鉢にさしました。

さし芽後は、台の上に乗せ日陰で管理します。
１週間は葉水を１日２～３回、用土には、４～５日おきに水をかけます。