大輪菊の挿し芽
挿し芽の仕方
挿し芽の数が多い場合、育苗箱が便利です。
育苗箱は、一度に多くの挿し芽が出来ますがポリポットに移植する際、根づかないこともあります。
数が少ない場合はポリポットざしをお勧めします。
ここでもポリポットざしで紹介します。
作業内容:挿し床の準備
挿し芽をする予定日の二週間前に挿し床の準備をします。
2週間ほど用土を寝かせますので。
挿し芽で準備する物
- 挿し芽用土:鹿沼土(小粒)、赤玉土(小粒)、バーミキュライト、くん炭
- ポリポット2.5号(径7.5cm)
- ふるい
- カッターナイフ
- コップ
- ラベル
- 竹ばし
- 発根促進剤(ルートン)
- 植物活性剤(メネデール)
鹿沼土と赤玉土は、1mm目のふるいで微塵(粉土)を取り除きます。
次に、3~5mm目のふるいにかけ大粒を取り除きます。
鹿沼土:3 赤玉土:3 バーミキュライト:3 くん炭:1の割合で混ぜます。
ポリポットの底に防虫ネットを入れます。
今回、3品種さし芽しますので1品種ごと3本のさし芽をさす予定。
たっぷりと水をかけて2週間ほど日陰に置いて寝かせます。
その間、水を2日おきにたっぷりとあげます。
作業日:2022年5月13日
作業内容:さし芽
さし穂の水あげを行う希釈水の準備
予め、植物活性剤(メネデール)を入れた希釈水を用意しておきます。
濃度は、200~250倍とします。
さし穂の採取
さし穂を採る親株には前日の夕方、水をたっぷりとあげておきます。
さし芽を行う当日(出来るだけ早朝)の、2時間前に親株の元気な枝から10cm程の長さで切り取ります。
自分の場合、3品種から各3本採取。
さし穂をとり終えた親株は、本葉5~6枚を残して各枝の先端を切り詰めておきます。
切り詰めることにより脇芽がでてきてダルマ作り&福助作りのさし穂がとれます。
さし穂の準備
穂先から5cmの長さでカッターナイフで直角に切ります。
画像下 穂先から5cmの長さで切り戻したさし穂
用土に埋まる部分の下葉は、切り取る
調整し終わったさし穂は、植物活性剤(メネデール)を加えた水にさし穂を浸し2時間程水あげをする。
品名やさし芽した年月日を記入したラベルを入れておきます。
同様に3品種終えたら2時間程待機します。
さし芽作業
2時間経過したら準備しておいたさし床(ポリポット)の中央に竹ばしで深さ3cmの穴をあける
さし穂の切口に発根促進剤(ルートン)をまぶす
竹ばしであけたおいた穴にさし穂をさしこむ
さし穂がぐらつかないよう、周囲の用土を指でしっかり押さえる
ラベルを付けて完了
水はやりません
さし芽後の管理
半日陰の棚上で管理します。
もし適当な日陰がない場合、周囲を遮光材で囲って40%位の遮光をする。
水は、極力やりません
日中しおれていても夕方になるとさし穂が立ち上がる場合は水はくれません
しおれたままの場合、根本と葉にスプレーする。
4~5日すぎたら午前中は、良く日の当たる場所へ移動。
但し、西日は避ける。
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